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    • 2016.12.22 Thursday
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    バトル・オブ・ローリー 村井さだゆき

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      アニメいずめんとの開催地ローリーのことも書いておこう。

       

      当日の朝、イベントの前に時間があったので、M2南くんと連れ立って2時間ほど町を散策する。
      最初、会場のコンベンションセンターから西に坂を下りて行くと、すぐにローリー駅があった。
      「え?」
      シカゴと比べると──比べること自体が間違いなのだが、こっちは地方都市だからー、すごい田舎だよー、と言われていたので覚悟はしていたが、見事に何もない。

       

       

      駅舎は生意気にギリシア風オーダーを備えた小洒落た外観をしてやがるが、改札とかもなくホームに自由に入れる。時刻表を見ると一日わずか8本。これは……。
      運よく列車が入ってくるところに居合わせたので見たが、アムトラックのビューライナーというヤツだそうな。なるほど日本でいうと新幹線みたいな感覚の長距離高速鉄道なのだろう。
      それにしても駅周辺の閑散とした感じはなんなのか。周りにちょっと買い物が出来るような店もない。要するに「駅前」というものがない。
      「『世界ふれあい街歩き』が絶対に来そうにない町だねえ」などと言いながら会場近くに戻り、今度は北に真っ直ぐ伸びる道を見る。
      「あ……」
      意外と建物がでかい。なるほどこっちがメインストリートだったのね。

       

      これはけっこう大きな町なんじゃ。立川や町田……まではいかないけど、相模大野とか南町田? うーんちょっと違うなあ、とか言ってると、東京の町になぞらえるのはやめましょう、と南くんにたしなめられる。
      街路樹が並ぶ気持ちの良い街路を歩いているうちに、大砲やら彫像やら、モニュメントに囲まれた立派なオーダーを備えた建物に出くわす。どうやら南北戦争の記念碑らしい(後で調べると州会議事堂)。ここはノースカロライナ。南軍側だった州だ。
      そういえばこの町の牧歌的な雰囲気は南部のそれなのか。少し町の歴史に興味が湧く。

       

       

      ここでガイドブックによると、ローリーは1788年、まだここに町も何もないうちに、州議会議員がよく行く酒場から近いという理由でノースカロライナ州の州都に選定され、それから町の建設が始まった計画都市である。最初の市街は碁盤の目のように整備された。
      なるほど、ここも南北に長い長方形の綺麗な碁盤の目。町の端はいずれも下り坂になっているから、ちょっとした台地の上に町が作られているのが分かる。

       

      ──もしかして、ブラタモリでお馴染みの『河岸段丘』か!

       

      これも後付けの知識だが、アパラチア山脈からピードモント台地の東麓に平行に流れる河川の滝を結んだ滝線上に位置し、水力発電を利用した工業都市として発展した都市群を滝線都市(たきせんとし)と呼ぶが、このローリーもその一つなのだそうだ。

       

      州会議事堂から少し行くと、もう街の端。市街地は端から端まで2キロもない。と、超でかい地球が現れる。ノースカロライナ自然科学博物館。無料で入れたのでそこで時間を潰してしまう。ノースカロライナ歴史博物館がすぐ隣にあって、知っていればそちらに入ったのだが。
      自然科学博物館自体は社会科見学の子どもたちで賑わっていて、教育にはとても良い施設。この町、文化度高い。

       

       

      そっから折り返してコンベンションセンターに戻ったのだが、駅を見た時とは町の印象がガラリと変わっていた。アニメいずめんとの運営の方に聞いたのだが、周辺三つの大学に囲まれたトライアングルの中にあるこの地域は、ハイテク産業の研究・開発が盛んだという。
      後で調べたらローリーは人口40万──おいおい大都市じゃないか。あの駅周辺はなんだったのか。日本人の感覚では、駅前が即中心街だと思いがちだが、アメリカでは必ずしもそうではないらしい。

      そんな訳でこの街歩きは意外と楽しかったのだが(いつか「世界ふれあい街歩き」で紹介して欲しいです)、それにしても建物は大きいのに平日の昼間に人は少ないし、軽食をとる場所もショッピングする場所もコンビニも見当たらない。建物は立派だが人口40万都市のダウンタウンにしては規模が小さい。
      人はもっと周辺に点在するように住んでいて、買い物も食事も郊外のモール街に車で出かけてするのだそうだ(これについては日本の地方都市もそうなりつつあるが)。どの駅前にもコンビニとラーメン屋と牛丼屋があるような東京近郊の町とは、有様が違うのを実感した。それだけは南阿佐ヶ谷のほうが勝ってる、とは南くんの弁である。


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